こんにちは。Rolleです。
今回は、新規採用されたらどこの会社でもある「新規採用者対象の研修」について紹介します。
初任者研修制度とは
小学校などの公立学校に新しく採用された人は「初任者研修」(通称、「初任研」)と呼ばれるものを受けなればなりません。これは、教育公務員特例法23条に定められており、いわゆる「法定研修」です。
初任研は、「新規採用された教員に対して、採用の日から1年間、実践的指導力と使命感を養うとともに、幅広い知見を得させるため、学級や教科・科目を担当しながらの実践的研修(初任者研修)を行う」ものと文部科学省はいっています。「学級や教科・科目を担当しながら」ということなので、小学校教諭ならば基本的には学級担任をしながら研修を受けなければなりません。
初任研の構成
初任研は、校内研修と校外研修の2つで構成されており、校内では年間300時間の研修が必要です。また、校外研修は年間25日以上あり、講義・演習だけでなく宿泊研修や社会体験研修なども受けます。
初任研の体制
校内研修では、年間300時間の研修が必要となっていますが、基本的には校内に初任者指導教諭が設置されています。その人を中心に授業だけでなく、基本知識や学校・学級経営について、校外学習についてなど様々なことを学びます。また、初任者指導教諭が他校からくる場合もあり、1日など授業を見てもらい、アドバイスを受けるなどします。
校外研修では、研修施設に行って講義を受けたり、実際に代表初任者の授業を見に行って、協議をしたりします。25日以上も校外研修があるので、その間、学校での授業をあけることがないように、代替教諭も設置されることがほとんどです。
稀に代替教諭が見つからないや年度途中から別業務に当たらなければならなくなったなどの理由で設置されない場合もありますが、全て自習には出来ないですよね。
まとめ
初任研は法律で定められている法定研修で、全てを完了しないと条件附採用が外れません。
校内研修は300時間、校外研修は25日以上、年間で受ける必要があります。
校外研修では、代替教諭が学級を見てくれますが、やっぱりそれでも学級のことが心配になります。
ただ、初任者としては同期と話ができる良い機会なので、普段のことを話すなどリフレッシュする機会にもなります。